「本が好きだから図書館司書になりたい!」
「静かな職場でのんびり働きたい!」
そんな理由で図書館司書を目指している方もいるでしょう。
でも、よく考えてみてください。
本が好きなら、出版社や本屋という選択肢もありますし、利用者として図書館に行っても良いわけですよ。
「本が好き」という理由だけでは、図書館司書って思ってたイメージと違う…なんてことになりかねません。
「思ってたのと違う…」とならないように、向いている人・向いていない人の特徴を、具体例を交えて解説します!
図書館司書に向いている人の特徴
① 本や図書館が好きなだけじゃない!
図書館司書として働くなら、本が好きなのは大前提でしょう。
が、司書は好きな本をただ読む仕事ではありません。
例えば、ある日、50代の男性が「最近、推理小説が好きで、海外作家の面白い本を教えてほしい」とカウンターにやってきました。
このとき、単に自分が好きな本をすすめるのではなく、
・推理小説の初心者でも読みやすい本
・推理小説の新刊本
・読書レベルに合わせた本(軽めの小説から読み応え
・読書レベルに合わせた本(軽めの小説から読み応えのある作品まで)
などを考えて提案する必要があります。
図書館司書は、「自分が好きな本」を勧める訳ではありません。
「利用者が求める本」を勧めるのが司書です。
だからこそ、好き嫌いではなく、相手のために動ける人が向いていますね。
② 調べるのが好きな人は向いている!
あなたは子どもの頃、パズルとブロックだったらどっちが好きでしたか?
パズルが好きだった方は司書の適性があるかもしれません。
図書館司書は、リサーチ力こそ腕の見せ所です。
ある日、学生が「弥生時代の暮らしについて調べたいんですが、何を読めばいいですか?」と相談に来ました。
このとき、司書はすぐに答えられるとは限らないですよね。
・弥生時代の暮らしを扱った本や論文を探す
・インターネットやデータベースを駆使して資料を探す
・専門書、写真資料など、目的に応じた本を選ぶ
司書には、こうした情報収集のスキルが求められます。
利用者がどういった情報を求めているのか的確に判断し、必要な情報を探していく。
これは、完成系を想像して当てはめていくパズルに似ていませんか?
③ 人と話すコミュニケーション
「図書館司書は、人とあまり話さなくていい仕事だよね?」
…と思っている方。
それは大きな間違いです。
司書の仕事の半分は、利用者とのコミュニケーションと言えるでしょう。
例えば、ある日、カウンターで悩んだ顔をした高校生が「小論文のテーマに合う本を探してるんですけど…」とやってきたとします。
そんな時に司書はどんな対応が必要でしょうか。
ここで、「関連する本はあちらの棚にありますよ」と言うだけでは不十分です。
・どんな観点で小論文を書きたいのか?
・初心者向けの本がいいのか?専門的な本がいいのか?
こうした会話をしながら、利用者にぴったりの本を提案するのが司書の役割でしょう。
利用者が求める本を探せた時は喜びもひとしおです。
人と関わるのが好きな人は、きっと司書の仕事を楽しめますよ!
④ 整理整頓が得意!
図書館の本は、決まった場所に正しく並べる必要があります。
例えば、「913.6」というラベルが付いた本は日本の小説コーナーに並ぶ、といったルールがあるんです。
でも、利用者が本を適当に戻したり、子どもが本をあちこちに置いたりすると、棚がめちゃくちゃになってしまいますよね。
整理されていないと本は求める人の元へ届きません。
だから、司書はそれを地道に直して整理していきます。
「本の背表紙がズレてると気になる!」という整理整頓好きな人には、司書は向いている仕事です。
⑤ 事務作業も苦じゃない
図書館司書=黙々と本を扱う仕事…と思いきや、事務作業がめちゃくちゃ多い!
例えば、
・本の貸し出し、返却の管理
・利用者データの入力
・館内掲示物の作成
・イベントの準備やチラシ作り
こうした仕事が事務作業は日常的にあります。
「パソコン作業が得意」
「細かい作業が苦じゃない」人にはピッタリですね。
図書館司書に向いていない人の特徴
① 人と話すのが苦手すぎる
「黙々と自分のペースで仕事していたい」と思っている人には、向かないかもしれません。
図書館は無料で利用出来る一方、利用者の客層も様々です。
例えば、ある日、子どもたちが図書館で大はしゃぎ。
保護者から「もう少し静かにしてください」とクレームが…。
このとき、司書は「子どもたちに優しく注意する」「保護者に対応する」という対応力が求められます。
人と関わるのが苦手な人には、かなり大変かもしれませんね。
② 単調な作業が苦手
図書館司書の仕事は、単調なルーティン業務が多々あります。
・毎日大量の本を棚に戻す
・貸し出し記録をひたすら入力する
・分類ルール通りに整理する
こうした地道な作業が多いのも司書の仕事です。
「毎日変化のある仕事がしたい!」という人には、少し退屈に感じてしまうかもしれませんね。
③ 体力に自信がない
図書館の仕事は、意外と体力を使います。
引っ越しをする時、本を詰めた段ボールって重いですよね?
そう、紙の本はとても重いのです。
図書館司書は、その重い本達を整理する訳ですから、当然重労働になります。
・本の運搬(1冊は軽くても、まとめるとかなりの重さになります。)
・書架整理(しゃがんだり立ったりの繰り返し)
・館内を歩き回る(1日中動きっぱなし)
「座り仕事がいいな~」と思っている人には、意外とキツい仕事かも…。
④ 臨機応変な対応が苦手
図書館では、マニュアル通りにいかない場面が多々あります。
例えば、
・「予約した本が見つからない!」
・「PCが動かない!」
・「イベントの参加者が急増して大混乱!」
こうしたトラブルに、柔軟に対応する必要があります。
「決められたをマニュアル通りにやる仕事が良い」という人には難しいかもしれませんね。
司書に向いているか確かめる方法
図書館司書に自分が向いているかもっと知りたいなら、実際に図書館に行ってみましょう。
実際に体験したり、話を聞けば、よりイメージは膨らみますよ!
1. 図書館ボランティアをしてみる
2. 図書館司書に関する本を読んでみる
3. 現役司書に話を聞く
図書館司書は「本好き+スキル」が大事!
「図書館司書になりたい!」と思っている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね!
本を愛する気持ちは大切ですが、それだけでは務まらないのが司書の仕事です。
「自分は向いてるかな?」と考えながら、司書を目指すか考えてみてください!
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