図書館司書というと、「静かに本を整理する落ち着いた仕事」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
今回は、大学在学中に司書資格を取得し、その後地元の公立図書館でアルバイトを経験したEさん(20代女性)に、リアルな現場の声を伺いました。
司書資格を取得し、公立図書館でアルバイト!

まず、図書館で働くことになった経緯を教えてください。



大学生のときに図書館司書の資格を取得しました。その後、地元の公立図書館でアルバイトとして働き始めました。ちょうど実務経験も積んでみたいと思っていたタイミングだったんですよね。



アルバイトでは、どんな業務を担当されていましたか?



カウンターでの対応、蔵書管理、利用者対応など、図書館業務の基本を一通りやっていました。本の検索やレファレンスサービスなどを通じて、資料の探し方や分類法についても実践的に学べましたね。



アルバイトする中で印象に残っていることや、意外だったことはありますか?



実は嫌な思い出も多いんですよ。接客がとにかく大変で。特にご高齢の利用者の対応は、細やかな対応が必要で大変でしたね。静かでのんびりした職場だと思っていたので、最初はギャップに驚きました。
図書館アルバイトで得られるものとは?



図書館司書らしい業務を通じて得た学びはありましたか?



最初は分類番号や請求記号のルールを覚えるのに苦労しました。でも、実際に本を並べたり、利用者の質問に対応したりする中で、自然と身についていきました。



実際にアルバイトをして公立図書館のイメージはどうでしたか?



公立図書館って、実は地域の交流の場でもあるんですよね。子ども向けのおはなし会やイベントの運営を手伝うこともありました。本の貸し借りだけじゃない、地域とのつながりを強く感じた部分です。



働いてみて、アルバイトという立場で難しかった点はありますか?



やはり、蔵書の選定や予算管理などには関われませんでした。運営全体を知るには、やっぱり正職員にならないと難しいと感じましたね。表に見えないところでの業務も多いと思います。



最後に、図書館で働いた経験を通して感じたことを教えてください。



経験としてはすごく勉強になりました。でも、もし「そのまま社員になりたいか」と聞かれたら、私の答えはNOですね。やりがいはあったけど、やっぱり接客の大変さや業務の範囲を考えると、自分に向いているとは思えませんでした。図書館業務は向き不向きがあると思います。
アルバイトで適性を確かめるのもアリ!
図書館司書の仕事は、単に本を扱うだけではなく、対人スキルや地域との関わりも求められる職業です。
今回のインタビューからは、現場に立った人だからこそ見える現実が見えましたね。
図書館業務には向き不向きがあります。
Eさんのようにアルバイトで適性を確かめるのも選択の1つです。
これから司書を目指す方、図書館で働いてみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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