【体験談】司書のきっかけはアルバイト、市立図書館から大学図書館へキャリアUP！

大学時代に図書館でアルバイトをしたのがきっかけです。実際に体験してみると働くのが楽しくて、利用者の方が求める情報を見つけるお手伝いをするのもやりがいがありました。「これを仕事にしたい！」と強く思いましたね。

はい。文学部だったので、司書資格の講義を選択すれば取得できると知り、すぐに受講を決めました。図書分類法や情報検索の基礎などを学びましたが、課題も多くて大変でした。それでも、知識が身についていくのが楽しく、卒業と同時に資格を取得できたときは達成感でいっぱいでした。

公共図書館と大学図書館を中心に探しました。最終的に地元の市立図書館で採用され、新卒で働き始めました。

最初はカウンターでの貸し出しや、本の整理が中心でした。利用者の方とのやりとりが多く、親しみやすい雰囲気でしたね。慣れてくると、子供向けの読み聞かせイベントの企画や、レファレンス業務（利用者からの質問対応）も任されるようになりました。

ある年配の利用者の方に、「昔読んだ本を探しているけどタイトルが思い出せない」と相談されたことがありました。断片的な情報をもとに調べて、その本を見つけることができたんです。「あなたのおかげでまた読める、本当にありがとう」と感謝されたときは、心から嬉しかったですね。

繁忙期は残業が多く、体力的にきついこともありました。特にイベント準備が重なる時期はバタバタして、仕事とプライベートのバランスを取るのが難しかったです。

市立図書館での仕事は充実していましたが、もっと専門的な知識を活かせる場で働きたいと思うようになりました。そこで、学術的な支援ができる大学図書館への転職を決意しました。

求人サイトで情報を集め、履歴書を準備し、面接を受けました。最終的に、ある私立大学の図書館で司書として採用されました。

一番の違いは、扱う資料の専門性ですね。学術書や論文データベースの管理が中心で、学生や教授の研究を支援する業務が多いです。市立図書館では幅広い年代の利用者と関わりましたが、大学図書館ではより専門的な質問に対応する力が求められました。

そうですね。データベースの使い方や、学術的な質問への対応など、新しく学ぶことがたくさんありました。でも、知識を深める楽しさもあり、少しずつ自信がついていきました。

はい。学生の研究をサポートしたり、教授からの依頼で文献を調査したりと、責任のある仕事が増えました。でも、その分やりがいも大きいです。

はい。特に嬉しかったのは、「この資料のおかげで論文が完成しました！」と学生から報告を受けたときですね。教授から「いつも助かっています」と声をかけられたときも、努力が報われたと感じました。

司書の仕事は、ただ本を管理するだけでなく、情報を求める人の手助けをすることが大切だと思っています。これからも利用者のニーズに応えながら、自分自身も成長し続けたいですね。