今回は、IT企業から図書館司書へと転職されたHさん(40代男性)にお話を伺いました。
ハードな業界からの転身、その背景にあった理由とは?
そして現在の仕事に後悔はないのか?
詳しくお話を伺いました!
IT企業から図書館司書へ転職!

まずは、前職について教えてください。



大学を卒業後、IT企業に就職し、サラリーマンとして数年間働いていました。ただ、その職場は休日出勤と長時間残業が当たり前の環境で…。体調を崩してしまい、やむを得ず退職することになりました。



かなりハードな職場だったんですね…。退職後、すぐに図書館司書を目指されたんですか?



いいえ、最初はとにかく休養を優先しました。その間に、これからの仕事をどうするかじっくり考える時間ができて。そんな中で浮かんだのが「本に関わる仕事がしたい」という気持ちだったんです。本屋も候補にありましたが、できれば資格を取って、安定した職場で長く働ける仕事がいいなと。



そこで図書館司書という選択肢に?



そうです。本を扱えて、資格も活かせて、長く続けられそうな仕事。それが図書館司書でした。通信制大学のカリキュラムにて短期集中で学び、無事に資格も取得できました。



現在は図書館で勤務されているとのことですが、実際に働いてみてどうですか?



思っていたより体力が必要な仕事だなと感じています(笑)。本は意外と重たいですし、大切に扱う必要があるので慎重になります。それに加えて、イベントの企画や利用者対応もあるので、黙々と作業していればいいというわけではありません。意外とコミュニケーション能力も求められます。



前職との違いを感じる部分はありますか?



大きいですね。一番は働き方の違い。今は労働基準法をしっかり守った勤務体系で、無理のないスケジュールで働けています。前職のような長時間労働や休日出勤の嵐はまったくありません。



図書館司書という仕事をおすすめしたい方はいますか?



はい。「地に足をつけて、長く安定して働きたい」という方にはぴったりだと思います。確かに、仕事は大変な面もありますが、その分やりがいもあります。資格を取ることで人生の選択肢も広がりますし、本が好きな方ならきっと楽しく働けると思いますよ。
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